坐禅 2017.09.21 はじめての坐禅体験!(はじめてコレクション)

日本一厳しい修行道場といわれる曹洞宗 大本山 永平寺の別院で、東京・西麻布にある長谷寺(ちょうこくじ)だ。創建は慶長3年(1598年)。江戸幕府の開府後、徳川家康公の幼馴染みでもあった高僧の門庵宗関大和尚(もんなんそうかんだいおしょう)が寺領2万余坪を下賜されて開山したと伝えられている。永平寺と同じく専門僧堂(住職になるための修行道場)で、今も多くの修行僧が日夜修行に励んでいる。

このように書くと、格式や敷居が高く、気後れしてしまう人もいるかもしれない。でも、ご安心を。長谷寺では誰でも参加できる坐禅会を月曜日夜に実施しており(「月曜参禅会」と言う)、毎週多くの参加者でにぎわっているという。事前申し込みも不要で、思い立ったらすぐに参加できる気軽さも魅力だ。

長谷寺で体験することに決めた理由はもうひとつあった。月曜参禅会には、初めての人を対象とした「初心者講習」、2~5回目の人を対象とした「2回目~5回目講習」、6回目以降の人を対象とした「参禅」の3つのコースがあり、想像していたものと違っていれば初心者講習で止めることも、もっと深く体験したいと思えば上のコースで続けることもできるからである。