延命寺—岩手県一関市/曹洞宗
延命寺は、岩手県一関市川崎町薄衣にある東安寺第五世丹嶺守桂大和尚が仙台藩家臣伊達安芸守から気仙地方布教を命じられ、当地方で阿部与左ェ門照供(当寺開基)の寄進を受けて建立したのが始まりです。
開創年は永禄元年(1559年)。平成21年で450年を迎えました。
寺宝には、延命地蔵菩薩、瀧山千手観音、瀧山不動明王があります。
気仙三十三観音第八番札所・瀧山千手観音
瀧山千手観音は、正徳年間(1711年~1715年)に氷上山中腹に御堂が建てられ、その中で祀られておりました。しかし、亨保年間(1716年~1736年)に山津波によって流されたため、延命寺へ移されました。昭和53年、新たに瀧山千手観音堂が建てられましたが、現在は延命寺本堂西側に祀られております。 この観音様は、安産祈願の観音様として信仰を集めております。
和歌「瀧つせの清き流れににほふのは垢をすすぎて願うのちの世」
瀧山千手観音