龍池山 明星院(栃木県宇都宮市)
関東八十八ヵ所霊場 第25番霊場
地蔵菩薩を本尊に、室町時代の文明10年(1478)8月醍醐の僧、法印長弘和上が当地を巡錫、下田原に堂宇を創建する。江戸時代に整備された五街道の一つである奥州街道の第一宿として白沢宿が開設され現在地に移る。
寺運は白沢宿の繁栄と共に隆盛を極めるが安永2年(1773)に本堂は火災により焼失。安永7年(1778)12月第22世寛宥和尚の代に現本堂が再建される。明治に入り廃仏毀釈論と共に無住状態となり、本堂は、明治6年~大正10年まで白沢小学校仮校舎や分教室として使用されるなど衰退の一途をたどる。
大正3年(1914)八月京都総本山智積院より第41世石本隆豪和尚が特命住職として法燈を継ぎ寺門興隆に尽くし、寺院の風格を整え今日に至る。
〒329-1102 栃木県宇都宮市白沢町1886
電話: 028-673-3273