浄土真宗のすくい
真宗を代表する布教使、念仏者が、「他力の信心」「本願の念仏」「現生正定聚」をキーワードに、“真実の救いの道”について自らの経験を通して味わい語る講話3篇。
澤田秀丸 師(真宗大谷派清澤寺前住職)松田 正典 師 (くらしき作陽大学客員教授。広島大学名誉教授。(財)広島大学仏教青年会理事長)天岸 淨圓師
本書は、真宗を代表する念仏者が、「浄土真宗のすくい」を総合テーマに、“真実の救いの道”について自らの経験を通して味わい語る講話3篇を収録する。芦屋仏教会館夏期講座連続講話集第11弾。
目次:
他力の信心…澤田秀丸
他力に動かされる
他力とは如来の本願力
真実の信心とは
落ち着いていける道
本願の念仏―末徹りたる大慈悲心―…松田正典
南無阿弥陀仏の語彙
念仏の歴史
『高僧和讃』に詠われる本願の念仏
末徹りたる大慈悲心
現生正定聚…天岸淨圓
「正定聚」という言葉
聴聞の能力としての「正定聚」
今生こそが聴聞の場
あとがき…瓜生津隆文
著者紹介:
澤田秀丸
1934(昭和9)年生まれ。真宗大谷派清澤寺前住職。
松田正典
1939(昭和14)年生まれ。くらしき作陽大学客員教授。広島大学名誉教授。(財)広島大学仏教青年会理事長。
天岸淨圓
1949(昭和24)年生まれ。行信教校講師。