満福寺(鎌倉市腰越)

満福寺
満福寺
満福寺は真言宗大覚寺派のお寺です。正式名は龍護山医王院満福寺です。
天平十六年(七四四)、聖武天皇の勅命で行基が建立した寺と伝えられています。
東国で疫病が流行したため、行基は、腰越の地で霊威を得て、薬師如来を刻しました。
そのお薬師さまを祀ると病はたちまちに去ったということです。
以来、満福寺のお薬師さんは、病気平癒の仏さまとしてずっと信仰されてきました。

腰越は、いわゆる「衢」で、鎌倉の西の出入口でありました。
旅の人々・芸能者が寄り集まる宿でした。また海辺に位置するこの寺は、漁民の信仰を集めました。

現在の御本尊は、薬師三尊像です。
しかし薬師三尊の脇侍の日光菩薩・月光菩薩・十二神将等は江戸時代、寛文年中に失われました。
今の脇侍は後に作られたものです。十二月三十一日、年一回の御開帳があります。

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